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| Language | English, Japanese |
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Search Articles誰が「アンダークラス」になっているのか…日本で続く格差拡大不況の正体 | 年収はわずか216万円…
SOCIETY 年収はわずか216万円… Photo: Nuthawut Somsuk / GettyImages Text by COURRiER Japon 日本に「新しい階級社会」が成立した──。そもそも階級とは何なのか? これまでのものとどこが違うのか?『新しい階級社会』の著者・橋本健二が日本社会の実態を客観的な調査データに基づいて解説する。 アンダークラスが生み出された理由 ──格差が目立たなかった20世紀の後半までを経て、非正規雇用によってアンダークラスという層が生まれたことで「新しい階級社会」になったと考えると、その間にある2つの社会の変化というのは、やはり雇用の問題が一番大きいということでしょうか。 橋本 ほかにもいくつかありますが、一番大きいのは雇用の問題です。なぜこのようなアンダークラスが出現することになったのか、1つはグローバルでマクロな背景要因と、さらにそこに関わっている政府や企業の行動という、両面から見る必要があります。...
「死刑囚の弁護」に人生を捧げた男が語る 米国にいまなお残る人種の壁 | 「白いローブから黒いローブをまとっただけだ」
SOCIETY 「白いローブから黒いローブをまとっただけだ」 Text by Edward Luce 米国で最も著名な死刑囚弁護士であり、最も有能な社会活動家とも称されるブライアン・スティーブンソン。彼が活動の拠点として選んだのは、かつて国内奴隷貿易の中心地として栄え、公民権運動の舞台ともなったアラバマ州モンゴメリーだ。 英紙「フィナンシャル・タイムズ」のエドワード・ルース記者は、この南部の街で彼とランチをともにした。米国の人種差別をめぐる歴史と司法、そして希望をめぐる対話が始まった。 奴隷制の記憶が刻まれた街 ブライアン・スティーブンソンと会う前の朝、筆者はモンゴメリー中心部にある「レガシー・ミュージアム」を訪れた。大西洋を越えた奴隷貿易から、人種隔離制度「ジム・クロウ」、そして今日の大量拘禁時代へとたどる展示は、多くの米国人が知らずにいた自国の歴史を突きつけてくる。アラバマよりはるかに遠くから訪れる人々も多い。これほどの衝撃を残す博物館はそうはない。...
欧州の古書店に入る不可解な大量発注─その裏に潜む「AI」の存在 | 本は喰われて、捨てられる…
SOCIETY 本は喰われて、捨てられる… Photo: Evgeny Ostroushko / Getty Images Text by Courrier international 「古書の買い占めだ」──カナダ企業による不可解な中古本取引について、スイスの放送局「RTS」はそう断言している。 RTSは、スペインメディア「エル・ディアリオ」とドイツ紙「ターゲスツァイトゥング(TAZ)」の調査を掘り下げ、「中古書籍が買い取られ、デジタル化された後、人工知能(AI)の言語モデルを学習させるために利用され、その後、著作権法に準拠するために破棄されている」と伝える。 最初にこの件を暴き出したのは、ドイツやスペインの書店だった。バルセロナ近郊の街バダロナで古本屋を営むマルサル・フォントは、「不可解な書籍を買い漁る、謎のカナダ企業の動向を数週間観察していた」とエル・ディアリオに語っている。不可解な書籍とは、カタルーニャ語のエッセーなど、発行部数が極めて少なく、彼の店で何年も眠っていたものだ。...
【未解決】「天国にいちばん近い島」の日本人殺害事件、仏紙が迫る“その真相” | 四半世紀を経て見えてきた「解決の糸口」
SOCIETY 四半世紀を経て見えてきた「解決の糸口」 事件現場となったニューカレドニア、イル・デ・パンのカヌメラ湾 Photo: Holger Leue / Getty Images Text by Charlotte Mannevy 2002年、ニューカレドニアの美しい島で、日本人観光客の女性一人が殺害された。逮捕された二人の男性は裁判の末に無罪となり、島民たちは「真犯人は別にいる」と確信し続けている。 実際、2024年には新たな証言が寄せられたほか、今年2026年には、関係者を巻き込む恐ろしい怪事件が発生した。四半世紀のときを経て、ようやく解決へと動きはじめたこの事件に、仏紙「ル・モンド」が迫る。 その霊はいまもこの島に 「この土地には目がありますので」 草間美香を襲った不幸について問われるたびに、アボ・コニュは24年間、この言葉を繰り返し口にしてきた。彼は、ニューカレドニアの先住民カナックの、コニュという氏族の長である。...
養老孟司がスペイン紙に語る「戦争の写真の隣に地震の写真を並べるべき」 | いまだに立ちはだかる「バカの壁」
NIPPON いまだに立ちはだかる「バカの壁」 Photo: Yuichiro Chino / Getty Images Text by Gonzalo Robledo 解剖学者の養老孟司(88)は、30年間を東京大学での解剖研究に捧げた。1995年に東京大学を退官してからは、人間の脳と身体の関係についての研究に没頭し、同時に昆虫採集にも情熱を注いできた。 2003年に出版された著書『バカの壁』のなかで彼は、人間の不寛容さは道徳的な欠陥ではなく神経学的な状態であると主張した。つまり脳は、自身の確信に矛盾するいかなる情報に直面しても、それを処理せず、まるで存在しないかのように振る舞うという。 また著書では、私たちは膨大な情報を持っているにもかかわらず、偏見やバイアス、自己満足、そして他者の話を聞かない姿勢からなる「見えない壁」が存在するために、お互いを理解し合えずにいると説明されている。...
超富裕層がサッカーW杯観戦につぎ込む金額は文字どおり「桁違い」だった | 庶民の知らない熾烈な争奪戦
SPORTS 庶民の知らない熾烈な争奪戦 ニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムのスイートでW杯観戦するセレブたち Photo: Noam Galai / Getty Images Text by Rob Copeland FIFAワールドカップ北中米大会の観戦チケットは、ドナルド・トランプ大統領でさえ呆れるほど高騰している。だがスーパーリッチな人々は金に糸目をつけず、快適な移動手段でスタジアムまで行き、特等席で涼しげに観戦しているようだ。格差の極みともいえる実態に、米紙「ニューヨーク・タイムズ」の金融担当記者が迫る。 一般のサッカーファンにとって、ニューヨークの中心部から、隣のニュージャージー州にあるスタジアムまでの道のりは、歯医者に行くときのように気が重い。 ターミナル駅であるペンシルベニア駅の外で、直射日光にさらされながら、保安検査の長い列に何時間も並び、汗まみれの他人と一緒にバスや列車に押し込まれて、郊外の会場へと向かわねばならないからだ。...
イケア・ジャパンCEOの挑戦「ジェンダー平等は家庭内の平等から始まる」 | 一世代かけて、家と職場、社会の価値観を変える
BUSINESS 一世代かけて、家と職場、社会の価値観を変える イケア・ジャパンのペトラ・ファーレCEO Text by Haruka Komatsu Photographs by Maki Kusakabe イケア・ジャパンが2006年に日本1号店をオープンしてから、今年で20周年を迎えた。その親会社であるIngka(インカ)グループでは2025年末に新たなCEOが就任し、グローバルでも節目の時期にある。 イケア・ジャパンでは日本独自のサステナビリティの取り組みとして、家庭内でのジェンダー平等から、より平等な社会の実現を目指すプロジェクトを推進している。「平等・公平は家からはじまる」と語るペトラ・ファーレCEOに話を聞いた。 ──イケアでは、社長がCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)も兼務しています。どのような意図がありますか。 まず、イケアのバリュー(価値観)からお話ししたいと思います。私たちは全員、その価値観に基づいて採用されています。実際に採用では、経歴よりも価値観を重視します。...
日本の少子化・人口減少の問題点と、その対処方法を教えてください | エマニュエル・トッドが答えます
SOCIETY エマニュエル・トッドが答えます Photo: Wikimedia Commons Interview and translation by Mai Ono クーリエ・ジャポン読者から寄せられた質問に、「知の巨人」とも称される歴史人口学者・家族人類学者のエマニュエル・トッドが答えます。 Q.
【全訳】プーチンはいかにして日本を「ロシアのスパイの巣窟」に変えたのか | ロシアのミサイルとドローンの9割に日本製部品
NIPPON ロシアのミサイルとドローンの9割に日本製部品 Photo: Chang W.
ひとりで読むより、おもしろい。 大学生がつながる「読書会」を開催します | 日時:8月1日(土)18:30〜20:30参加費:700円(1ドリンク込み)
EVENTS 日時:8月1日(土)18:30〜20:30 参加費:700円(1ドリンク込み) Text by Dan Hiraide クーリエ・ジャポンの学生会員が集まる「読書会」を8月1日(土)に開催します(大学生はクーリエ・ジャポンを無料で読めます!)。ドリンクを片手にクーリエ・ジャポンの記事の感想などを他の学生会員と話す気楽な会です。 会場は東京大学・本郷キャンパスそばにあるCaf Education(カフェデュケーション)をお借りします。読書会は「初めて」という方も大歓迎! 皆さまの申し込みをお待ちしています。 クーリエ・ジャポンの記事を読むだけで終わらせず、参加者同士で感想や問いを共有しながら議論を深めてほしい。特に大学生の皆さんにそうした場を作りたいとの想いから、今回、大学生向けの読書会を開催する運びとなりました。 少人数で対話を重ねながら、多様な視点に触れる場になることを期待しています。知的好奇心にあふれる大学生の皆さんの参加をお待ちしています。ぜひ奮ってご参加ください。 テーマ「AI時代の歩き方」 ・AI時代に本当に意味のある語学学習...